Global×Feature日体大柏の取り組み

キャンディネート校認定
ユネスコ・ユニセフ
ユネスコスクール キャンディネート校に認定。
建学の精神である「健康と信用は最高の宝」に基づき、SDGsに関する知識を身につけ、地域社会との交流などを行っています。また、グローバルな視点と課題にも目を向け、国際社会で活躍する人間を目指します。
2024年度活動報告
- 活動分野
- 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康
1. SDGs/ESD 学習
ACFコース1,2年生での授業”Global Studies”も今年で9年目を迎えました。週1回、ロバート先生、アキーレ先生と一緒に、SDGsに関連した社会課題について英語で学んでいます。英語で学んでいるため、高校1年生には、少し難しい語彙もありますが、先生たちがゲームやアクティヴィティなどを使って楽しく学べるような工夫をしています。
後期からは1年生はグループで、2年生は個人で、深く調べたいゴールを1つ選んで、探究学習を行います。2月にはクラス内発表会を行い、その中で内容が良かったグループや生徒たちが3月のファイナルコンテストでプレゼンテーションを行う予定です。
ゴールや社会課題について探究すると同時に、それぞれの課題を「自分ごと」として捉え、どのような提案ができるかをそれぞれの生徒たちが議論を重ねてプレゼンテーションを作り上げていきます。
2. GCED(Global Citzenship Education:地球市民教育)
生徒会を中心に、昨年に引き続き、柏市中央公民館で11月に行われるイベント「ラコルタ柏フェスティバル」で、回遊企画「スタンプラリー」企画運営、受付スタッフ、音響などのサポートをさせて頂きました。このイベントは柏市の文化サークルや社会福祉団体の発表の場であり、生徒たちもオープニングイベントから2日間、来場される方々のサポートや、発表団体のお手伝いなど楽しんでやらせて頂きました。
さらに、昨年度から継続した活動として、近隣の岩立ファームさんとJA東葛ちばの協力を頂いた「地産地消プロジェクト:一心同菜」をさらに、発展させ、今年度は、JA東葛ちばのアンテナショップ「daichi」の方にご協力頂き、野菜のスムージーの企画開発を行いました。夏休みをかけて、どんな組み合わせの野菜が相性がいいか、味を良くするためにはどうしたらよいかなど試行錯誤を重ねて、ようやく完成にこぎつけることができました。
10月のアンテナショップ「daich」でのプレ販売も成功させ、11月のラコルタ柏zフェスティバルでの「さつまいもとチンゲン菜のスムージー」の販売をお子いました。文化祭でも生徒会で岩立ファームさんの野菜の販売など、できるだけ地元の野菜に関心を持ってもらい、興味をもってもらうこと、生産者の方との交流で、地元の農業を大事にする意識を育成することで、「フードロス」の削減や、「地産地消」の取り組みが気候変動に向けたCO2削減にも貢献できればと、生徒会も次年度も引き続きこの取り組みを発展継続させていきたいと考えています。
さらに、この活動の内容を2024年12月1日に行われた第3回ユネスコウィーク「ユネスコユースフォーラム」において発表することができました。当日は、前生徒会長で今大学一年生の生徒や現生徒会、新生徒会の3期にわたる生徒会のメンバーが集まり、日本全国から集まったユースの皆様方と交流することができ大変貴重な経験となりました。
3. 国際理解教育
2年生アカデミックフロンティアコース韓国修学旅行 12月10日~14日 (12月11日 韓国観光高校訪問)
昨年久しぶりに海外修学旅行がを行うことができ、ACFコースは韓国で韓国ユネスコスクールとの交流を行いました。
事前に、オンラインで韓国の生徒のみなさんと、本校の生徒で「初めまして!」の交流をし、観光高校の日本語学科の生徒の皆さんということで日本語での自己紹介や、それぞれの国の高校生で流行っていること、今はまっていることなど楽しく交流しました。修学旅行でも同じグループで交流するので、本校の生徒たちは、「早く会いたい!」と修学旅行を楽しみにしていました。
修学旅行当日は、歓迎式典で歓迎の歌などの暖かいおもてなしを頂いたのち、グループに分かれてそれぞれの授業で行っていることや学校紹介のプレゼンテーションを行いました。学校発表ではそれぞれの学校の代表生徒がSDG’sのテーマについて発表しましたが、本校はSDG12 Responsible Production and Consumption についてのプレゼンテーションを英語で行いました。生徒たちは大変緊張していましたが、日頃の授業:「グローバルスタディーズ」で取り組んでいる内容をしっかりと伝えられることができたのではないかと思います。韓国観光高校の生徒のみなさんは、韓国の昔話「フンブとノルブ」を題材とした生徒作成の絵本の発表がありました。この韓国の民話をベースにした内容を、SDGsをテーマにして韓国の生徒たちが日本語に翻訳したものを、素晴らしい日本語で発表してくれました。
文化交流では14名程度のグループに分かれて自己紹介やゲーム、プレゼント交換を行い、短い時間ではありましたが、お別れの際にはお互いに涙ぐむほどに親しくなることができました。このようなすばらしい機会を設けてくださった韓国観光高等学校様に感謝し、今後もSDG’sやESD教育などに関連する交流を深めていければと考えます。
4. 生徒会委員会活動を中心としてボランティア活動
生徒会のボランティア委員会では、6月の本校文化祭で「ユニセフ募金活動」と、また1月の生徒会とボランティア委員会で「赤い羽根募金」の活動を行いました。また、柏市の商工会議所や福祉協議会のイベントである「柏市リレーマラソン」や「長全寺門前市」、「手賀沼エコマラソン」などでのボランティア活動に本校の生徒が多数参加しました。地域の行事やイベントで本校の生徒が積極的に関わってくれており、地域との連携や地域貢献を今後も進めていきたいと考えています。
さらに、柏市第五小学校で、本校の生徒が「交通安全授業」を行いました。これは、小学生に、高校生が先生となって、通学路での危険個所などについて一緒に考える授業です。高校生も普段の自分たちの登下校の状況を振り返る良いきっかけとなると同時に、小学生に授業をするという経験を頂いて、教えることの難しさや楽しさを感じることができたようです。
来年度の活動計画
- SDGs/ESD教育についてさらに、授業内容の深化、発展に向けて実践を行っていきたい。
また可能であれば、SDGs/ESDの実践の先進校の取り組みを参考にさせて頂き、協働実践に向けて取り組んでいければ。 - 柏市役所、福祉協議会との連携はさらに継続していく。また3年目となる「地産地消プロジェクト:一心同菜企画」のさ らなる発展を検討していく。
- 韓国のユネスコスクール間交流を引き続き行っていきたい。今年度は、SDGsの実践発表を小さな一歩であるが、始めることができたので、さらに継続的な授業交流につなげていきたい。
- ボランティア活動の拡充
過去の活動報告
ボランティア委員 ユニセフ募金活動
文化祭期間中にボランティア委員が中心となって募金活動を行いました。
どの生徒も積極的に募金活動を行い、いただいたお金はユニセフに寄付をしました。
今後とも積極的に活動するようすを掲載したいと思います。
なお、ユニセフ協会より感謝状も届きました。
日韓交流
令和4年度初等中等教職員国際交流事業に参加し、韓国の先生方とのオンラインでの授業実践に参加した。SDGsの「気候変動」についての指導案を検討しそれぞれの高校での授業交流を秋にオンラインで行ったが、生徒たちのアイデアは大変すばらしく、またそれだけでなく日韓の高校生たちがお互いに自国の紹介やゲームなどを通じて楽しく交流できたことは非常に楽しく嬉しいことであった。事業後も、縁あって韓国の高校生との交流を続けることができており、2022年11月より月1回、オンラインで「ランゲージエクスチェンジプログラム」を行った。
ラコルタ柏フェスティバル
2022年の11月には公民館で「ラコルタ柏フェスティバル」という市民参加のイベントを行い、本校生徒が、ボランティアスタッフとして運営に参加し、高齢者の方々に向けて「フレイル予防エクササイズ」のデモンストレーションを行った。
ユニクロ服のチカラプロジェクト
- 参加した生徒の感想
- 普段当たり前に着ている服は、当たり前ではない。地域・環境が違えば服を着ることもできず、体調管理が難しくなり病気にもかかりやすくなってしまい、最悪の場合、凍死などしてしまうケースもあり得ると思う。今回の集めた服で、その最悪の場合を少しでも減らし全ての国の人が長生きできる世界になればいいなと思いました。この機会がなければ、このような考えはしなかったと思うので、とても良い経験ができたと思いました。