電子図書館の更新頻度
電子図書館コラム2020.09.11
【こちらは、2016年5月23日(月)に公開された記事の再掲です。】
電子図書館の利用開始から約1か月が経過しました。
運営してみて感じたことは、“更新をまめに行うことが重要 ”ということです。
当たり前のことのようですが、これが想像以上に大変な作業であったので、
もちろん楽しさや面白さなどもありますが、ちょっと脇に置いておいて、
電子図書館の運営をしてみた感想として、一発目にお伝えしてしまいました。
それは、なぜか。
来館型図書館の場合、利用者が心地よいと思うような空間や環境が常にそこにあります。
しかし、電子図書館はパソコンの中にあるため、環境を体感で維持していくのは難しく、
利用者に継続して利用してもらうためには、
“興味関心を持ち続けてもらう仕掛けを、常に行っていく必要がある”
のです。そこで、まめに更新をすることが重要になってくるというわけです。
パソコンの中で業務ができるため、時間的にも作業的にも負担は少ないだろうと
考えていましたが、意外に時間も手間もかかり、電子図書館を甘くみていたようです。
具体的に行っている作業や工夫などは、また後日、お伝えしようと思います。
現在の更新頻度は、開始したばかりということもあり、週に2〜3回程度で、
どのようなコンテンツの需要があるのかなど、チェックはほぼ毎日しています。
電子書籍の購入数は、5月末時点で100冊増加し、230冊になりました。
選書作業は、オーダリングシステムが相変わらず使いづらくて時間がかかります…。
(詳しくは、以前のコラムをご覧ください)
また、購入した本の紹介などは、紙書籍であれば、利用者の見える場所に
いつまででも置いておくことができると思いますが、
電子図書館は、トップ画面に映らなくなったコンテンツは利用がガクッと落ちます。
そこで、最初に訪れたときに目に入るトップ画面に表示しておくことが重要ですが、
いつまでも表示しておくと更新されていないサイトのようになってしまうため、
更新の間隔が空いてしまわないように気をつける必要があります。
とりあえず、週で約20冊を2~3回に分けて新刊を更新するようなイメージで、
次はこれを読もうかなと誘導することで、継続して興味を持ってもらう作戦ですが、
これがなかなか大変です…。もう少しペースを落としてもいいのかな。
コンテンツ数が増えるまでは、こうした作業をきちんとしていくことが大切かと思うので、
続けていきたいと思います。