電子図書館の利用開始と事前準備

電子図書館コラム2020.09.04

【こちらは、2016年5月1日(日)に公開された記事の再掲です。】
  
2016年4月26日(水)
電子図書館が、全校生徒・全教職員一斉に利用開始となりました。
3月下旬から約1か月で導入の準備をするのは、正直、かなり厳しかったです。
導入までの準備作業で重要かつ大変だったポイントが、大きく3つありました。
  
(1)利用者登録
(2)電子書籍の選書
(3)周知徹底
 
 
【利用者登録について】
トライアルから継続利用する場合は、必要ない可能性もありますが、
卒業生・新入生・クラス替え・教職員の転任などの入力作業が地味に大変です。
クラス、出席番号、氏名、性別など個人情報を入力しなくてよいのは簡便ではあるものの、
最低限の利用者属性や統計を取りやすい工夫などをしながらの作業は、手探り状態です。
 
また、すでに学校で利用されているポータルサイトやウェブサービス、
学校図書館の利用者IDなどと連携を図るとなれば、さらに複雑になることもあります。
生徒の利便性を最優先に考えて、なるべく統合するのがよいと思います。
 
入力作業では、一括登録や変更の操作が上手くできず、事業者へ電話することもしばしば…。
こういったところで、PCスキルの力不足を痛感します。
さらに、学校図書館の図書館管理システムの作業もあるため、業務量は2倍です。
利用者IDの付け方、グループ作成、備考欄の活用など、操作に慣れると楽になると思いますが、
業務負担の軽減で導入したのに、実際には学校図書館が2つになった状態で想定外でした。
事業者へお願いすることもできると思うので、相談してみるといいです。
 
 
【電子書籍の選書について】
導入の事前準備で、最も大変かと思われるのが電子書籍の選書です。
電子図書館の開始時は、電子書籍が1冊もない空っぽの状態となっています。
トライアルですでに30冊分ありましたが、全校生徒が利用するには全然足りません。
そこで、利用開始に合わせて100冊分を追加で選書しました。
   
約9,500タイトル(2016年2月末時点)の電子書籍の中から、
新刊や授業学習で利用できるものは少ないという状況で、
生徒に合った電子書籍を探し出すのは、想像以上に大変です。
 
さらに、以前のコラムでも触れていますが、電子書籍を購入するにあたり、
「LibrariEオーダリングシステム」という購入専用サイトを利用します。
このシステム(サイト)は、カテゴリやジャンルの一覧が表示されないので、
非常に電子書籍が探しにくいという難点があり、これがかなり曲者です…。
  
しかし、電子書籍のタイトル数に比例して利用される可能性が高いことが、
トライアル結果からうかがえるので、なるべく時間をかけて選書をしました。
その結果、周知徹底の準備に時間がとれないという事態に繋がってしまいましたが…。
事業者の方で選書のサポートをしてもらえるようなので、相談してみるといいと思います。
 
  
【周知徹底について】
導入の事前準備で、最も反省点があったのが利用者への周知徹底です。
教職員には、4月半ばに職員会議で周知と簡単なデモンストレーションを行い、
生徒には、クラス担任の先生からチラシ配布、ポスター掲示でお知らせをしました。
 
新学期早々の慌ただしいなか、なるべく時間と手間をかけず一度に周知徹底できる
方法を模索した結果、中途半端なお知らせになってしまったなと反省しています。
利用開始日までに最低限の周知をしておき、後でガイダンスなどを実施すればいいかなと
考えていましたが、新校舎への移設準備などで日増しにそんな余裕がなくなっていき、
ガイダンス実施どころではありませんでした…。
新1年生にタブレット端末を配布するタイミングに合わせたのですが、
後から思えば、準備が整うまで利用開始を急ぐ必要はなかったのかもしれません。
 
利用開始後、やはりチラシやポスターだけでは、なかなか認知されないため、
一部のクラスで、実際に電子図書館に触りながらガイダンスを実施してみたところ、
これがきっかけで利用を始める生徒もいました。
最終的に40クラス中12クラスでのみ実施できましたが、
できる限り電子図書館の使い方を説明する機会を設けた方がいいようです。
  
今後は、紙書籍をよく利用をする生徒が電子図書館をよく利用する傾向があるので、
学校図書館を利用した生徒に口コミで広げていく活動に力を入れて行こうと思います。
 
さて、学校図書館での電子図書館の導入について、少しでも参考になったでしょうか。
今後は、電子図書館の利用者を増やすための取り組みや、
電子図書館の使用感などをお伝えしていきたいと思います。 

メディアセンターからのお知らせNews

電子図書館の利用開始と事前準備

2020.09.04

【こちらは、2016年5月1日(日)に公開された記事の再掲です。】
  
2016年4月26日(水)
電子図書館が、全校生徒・全教職員一斉に利用開始となりました。
3月下旬から約1か月で導入の準備をするのは、正直、かなり厳しかったです。
導入までの準備作業で重要かつ大変だったポイントが、大きく3つありました。
  
(1)利用者登録
(2)電子書籍の選書
(3)周知徹底
 
 
【利用者登録について】
トライアルから継続利用する場合は、必要ない可能性もありますが、
卒業生・新入生・クラス替え・教職員の転任などの入力作業が地味に大変です。
クラス、出席番号、氏名、性別など個人情報を入力しなくてよいのは簡便ではあるものの、
最低限の利用者属性や統計を取りやすい工夫などをしながらの作業は、手探り状態です。
 
また、すでに学校で利用されているポータルサイトやウェブサービス、
学校図書館の利用者IDなどと連携を図るとなれば、さらに複雑になることもあります。
生徒の利便性を最優先に考えて、なるべく統合するのがよいと思います。
 
入力作業では、一括登録や変更の操作が上手くできず、事業者へ電話することもしばしば…。
こういったところで、PCスキルの力不足を痛感します。
さらに、学校図書館の図書館管理システムの作業もあるため、業務量は2倍です。
利用者IDの付け方、グループ作成、備考欄の活用など、操作に慣れると楽になると思いますが、
業務負担の軽減で導入したのに、実際には学校図書館が2つになった状態で想定外でした。
事業者へお願いすることもできると思うので、相談してみるといいです。
 
 
【電子書籍の選書について】
導入の事前準備で、最も大変かと思われるのが電子書籍の選書です。
電子図書館の開始時は、電子書籍が1冊もない空っぽの状態となっています。
トライアルですでに30冊分ありましたが、全校生徒が利用するには全然足りません。
そこで、利用開始に合わせて100冊分を追加で選書しました。
   
約9,500タイトル(2016年2月末時点)の電子書籍の中から、
新刊や授業学習で利用できるものは少ないという状況で、
生徒に合った電子書籍を探し出すのは、想像以上に大変です。
 
さらに、以前のコラムでも触れていますが、電子書籍を購入するにあたり、
「LibrariEオーダリングシステム」という購入専用サイトを利用します。
このシステム(サイト)は、カテゴリやジャンルの一覧が表示されないので、
非常に電子書籍が探しにくいという難点があり、これがかなり曲者です…。
  
しかし、電子書籍のタイトル数に比例して利用される可能性が高いことが、
トライアル結果からうかがえるので、なるべく時間をかけて選書をしました。
その結果、周知徹底の準備に時間がとれないという事態に繋がってしまいましたが…。
事業者の方で選書のサポートをしてもらえるようなので、相談してみるといいと思います。
 
  
【周知徹底について】
導入の事前準備で、最も反省点があったのが利用者への周知徹底です。
教職員には、4月半ばに職員会議で周知と簡単なデモンストレーションを行い、
生徒には、クラス担任の先生からチラシ配布、ポスター掲示でお知らせをしました。
 
新学期早々の慌ただしいなか、なるべく時間と手間をかけず一度に周知徹底できる
方法を模索した結果、中途半端なお知らせになってしまったなと反省しています。
利用開始日までに最低限の周知をしておき、後でガイダンスなどを実施すればいいかなと
考えていましたが、新校舎への移設準備などで日増しにそんな余裕がなくなっていき、
ガイダンス実施どころではありませんでした…。
新1年生にタブレット端末を配布するタイミングに合わせたのですが、
後から思えば、準備が整うまで利用開始を急ぐ必要はなかったのかもしれません。
 
利用開始後、やはりチラシやポスターだけでは、なかなか認知されないため、
一部のクラスで、実際に電子図書館に触りながらガイダンスを実施してみたところ、
これがきっかけで利用を始める生徒もいました。
最終的に40クラス中12クラスでのみ実施できましたが、
できる限り電子図書館の使い方を説明する機会を設けた方がいいようです。
  
今後は、紙書籍をよく利用をする生徒が電子図書館をよく利用する傾向があるので、
学校図書館を利用した生徒に口コミで広げていく活動に力を入れて行こうと思います。
 
さて、学校図書館での電子図書館の導入について、少しでも参考になったでしょうか。
今後は、電子図書館の利用者を増やすための取り組みや、
電子図書館の使用感などをお伝えしていきたいと思います。