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電子図書館を知ったきっかけ

電子図書館コラム2020.07.24

【こちらは、2016年2月5日(金)に公開された記事の再掲です。】
 
2015年11月10日(火)~12日(木)に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された
「第17回図書館総合展」に参加しました。そこで、偶然に通りかかったのが、
日本電子図書館サービス(JDLS)の電子図書館「LibrariE(ライブラリエ)
の出展ブースでした。
 
当時の学校図書館の運営については、司書教諭が一人で行っていたため、
業務負担などの様々な問題から利用状況の低下が深刻化しつつありました。
そこで、学校図書館の運営や利用の改善に役立つのではないかと期待が高まり、
どのようなウェブサービスなのか興味深々のなか、とくに惹かれた機能が、
 
“返却は貸出期間が過ぎると自動返却”
 
という部分でした。もっとあるのでは…という感じですが、
督促状などの地味に重要な業務からの解放は、時短できると助かります。
その他にも、電子書籍は紛失・破損・汚損・劣化もなく美品のままです。
また、新刊の装備もなく、受入や除籍処理もボタンひとつで完了します。
利用者にも学校図書館担当者にとっても便利になることは間違いないと感じました。
 
しかし、電子図書館を導入している学校図書館の話は聞いたことがなく、
予算や電子書籍が学習にどれくらいの効果があるのかという情報は不明でした。
実際のところ、学校図書館で電子図書館を導入しているところはまだなく、
トライアルができる学校図書館を探しているところであるとのことでした。
 
本校は、校内Wi-fiが完備され、ほぼ生徒全員がタブレット端末を携帯しており、
電子図書館の運用環境としては、好条件ということでした。
いつか実現したら面白そうだなという気持ちで、出展ブースを後にしました。