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アクティブラーニング

積極的・能動的な授業・学習を行うことにより、急速に変化していく多様なグローバル社会に対応できる人材育成を行っています。

アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは、教育機関や教育界では今、最も注目されている学習方法の1つです。
学習者(生徒)が受動的となってしまう授業を行うのではなく、能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法です。
具体的には、教師による一方通行な指導ではなく、生徒による体験学習や教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークを中心とするような授業のことを指します。
この能動的学習によって「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」ことが目的とされています。(2012年8月中央教育審議会答申)

今、なぜアクティブラーニングなのか?

文部科学省では2012年から、従来の「受動的な授業・学習」から「積極的・能動的な授業・学習」のアクティブ・ラーニングへの移行を推進しています。これは、昨今の急速なグローバル化や少子高齢化、その他社会問題といった環境・構造の変化のように、急速に変化していく時代に適応するためです。
このような時代の急速な変化に適応するには、主体的に判断をする力を身につけ、多くの情報にアクセスをし、さまざまな出来事を経験しつつ、多様な社会のなかで自分を位置づける力を養う必要があります。
そうした背景のもと、2012年に大学教育におけるアクティブ・ラーニングの推進が叫ばれ、その2年後の2014年12月には、「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」という答申で、高校においてもアクティブ・ラーニングが言及されることになりました。

本校のアクティブラーニングへの取り組み

2020年度

新型コロナウィルスの影響を受けアクティブラーニングのあり方自体を見直す必要が生じました。本校ではアクティブラーニングの本質である「深い学び」を実現するために、アクティブラーニングをディーパーラーニングに発展させ、より良い学びを提供できるような研修を計画しました。授業研究の専門家である東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授鈴木悠太先生をお招きし、授業における探究課題の設定方法や、生徒を深い学びへといざなうための理論について講演いただきました。

 

2021年度

昨年度に引き続き東京工業大学の鈴木先生を講師としてお招きし、「生徒を『深い学び』へと誘う授業・課題づくりに習熟し、探究課題を適切に評価できるようになる」ことを目標とし、ディーパーラーニング研修を全8回実施しました。

 

2022年度

今年度も、東京工業大学の鈴木先生を講師としてお招きし、「生徒の『聴き合う』関係づくりを行う中で、生徒の学びを深める」ことを目的として、教員研修を継続的に行っています。6月には3年ぶりに公開授業研究会を実施しました。